いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

養育里親について

自分は自分の血を継ぐ子供が欲しいとは多分思っていなくて、自分の血はとかく生きづらいと思っております。これは自己嫌悪ではなく、ただそういう血だと思っている。反出生主義ではないが、生まれてくることがいいことだとも思わない。ただそういうふうに生まれたり死んだりするのが人である。

 

一方で人間の可能性の凄さというものを感じていて、生まれてきた人間が決定的に不幸な目にできるだけ会わないで、色々な可能性を開花させるなら良いことだと思っている。この国や世界に色々な注文をつけたい部分はあっても、それなりにこの世界を面白く思う。

 

見返りを求めることの多いこの世の中で、見返りを求めず幼い人のために何かを毎日することは自分は好きなのではないかなと思っている。

 

素朴な小説のように私は旦那を愛している。全ての害悪に対して自分を保つ体を手に入れる必要のある子供に、私は素朴に接することができるのではないかと思う。

 

養育里親の制度を調べると、自分の子供が欲しかったけどできなかったので養育里親になるというような話ばかり出てくる。そうではなくて、他人の子供を育てたいという気持ちでこの制度を利用しても良いのではないか。

 

またこの制度は手当がもらえるので、お金目当てと言われることもあるようだが、自分の稼ぎだと何かの時に子供に苦労させるかも知れないと思う。だから、そういうことのないように手当を貰えば子育てできるという人だってたくさんいるだろう。それを否定するようなことは不要だと思う。