いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

SAPとAI

SAPは全てを標準化して繋げて管理するシステム。標準化をくまなくしようとすると標準パッケージでは管理できなくなる。なのである程度で末端を切り落とし、標準化したことにする。

標準化したと主張する偉い人がおり、その人のボーナスのために切り落とされた部分の業務を手作業でリカバリし続ける人は話しかけることもないほど遠くに置かれる。話しかけることもないほど経営者が遠くにいるというのがSAPを導入できるほどの大きな会社の特徴だろう。

日本の労働者の多くは長期にわたる苦しい労働環境のもとで、金以外をよすがにして働いてきたとしか言いようがない。金のために努力して金が上がるわけではない。偉い階層の人たちにそれらの人たちが持っている愛社精神がわかるわけないのではないかと思う。働きやすさとか言われながら賃金が上がらない状態で憎しみと自律心をもって長時間労働に甘んじてきた。それによって培われた他にはない種類の愛社精神(愛社というより愛業務かもしれない)が。

AIは私たちの生活を豊かにするのだろうか?Chat Gptのようなもので労働時間が減るのなら、それは私たちを豊かにするものだろうか。