いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

養育里親のことについて

子供を産まなかったら、産まなかったなと思うことがあるだろうか。別にそんなのあるだろう。そりゃ産まなかったんだから。

養育里親になったとして、自分の戸籍に子供が入らなかったと思うことがあるだろうか?別にあるだろうそういう事実があったのだから。

養育里親になって、実親のもとに養子が帰って寂しくなることがあるだろうか。それはあると思う。しかし幸せに暮らしてほしい。

寂しがっている旦那を見て悲しくなるだろうか。それはなるだろう。しかしどんな人生でも悲しみや苦しみ、劣等感は避けられない。それを持って生きていかなければならない。

特別養子縁組をして、将来的に困窮して子供に不自由させた場合、違う人と暮らした方が良かっただろうにすまんかったと思うだろうか。思うだろう。私は貧困を再生産してしまったと思うだろう。

 

子供を育てることはもちろん畑をたまに手伝ってもらうとか、単純に人手があると助かるとか、学校で習っていることを教えてほしいとか、考えてることを違う世代と共有したいとか、私と旦那のことを誰かに覚えていてみてもらいたいとかの私欲もあるが、基本的にはボランティアだろうと思う。無限奉仕ということだと思う。

 

もらえるものと言ったら、普通に人をみてたらキモいこともあるし楽しいこともあるし、それだけだろうと思う。それを養育費が足りなくなるとかの心配なくできる養育里親こそ一番安心な制度だと思う。