いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

終わっていた平成

他人の苦労は理解できないものだ。子供の頃銀行再編が吹き荒れていた。父の務める銀行もメガバンクに飲み込まれた。どれほど大変だっただろう。私の勤める会社では、はじめの一社を除き組織再編が激しい。組織再編とはいえいつも飲み込まれる方ではなく飲み込む方だった。飲み込まれる方はいかに不安だろうと思う。雨の日に通勤すると、あーこんな時、会社に行きたくないと思うこともあっただろうと思う。家のローンがある。子供がある。妻がある。車のローンがある。絶対に挫けることなんかできないのだ。いかに辛かっただろうと思う。私にはできない。無理だと思った。一緒に道端で寝ても良いという人と結婚した。子供は作らない。ローンは組まない。

 

最近嫌になっている。今の会社以上に親会社からの出向者が全員会議に遅刻するような会社は今までなかった。ずっと遅刻してきて終わるまで会議に現れないこともある。意味がわからない。そういったことにいちいち嫌になる。どうでもいいことなのに不思議だ。

 

金くれるしいいか。