そこそこ給料をもらっている人がいざ家を買おうとしたら高くてローン組まないと買えません高すぎではないか、みたいなことを書いている人がいて、本当にそうだと思う。なんだか住居の高価さは、人間がひとつくらいローンを必要とする取引を残しておかねばと無理に作ったようなものに思える。
ローンに関する考え方としては、個人的にはこのように考えている。まずローンを組むということは、自分の今持っているお金を減らさないためにするのはまだわかるとして(現金を持っていたほうがローンの金利より良い利率で増やせたりするのでとかの理由で)、純粋にお金がないから月々の支払いを減らしたくてとかいう理由でやるのはリボ払みたいに苦しみを先延ばしにする行為だから嫌だと思う。
一番悪いのは、団信をかけておけば、死んだとき家を家族に残せるというやつ。これについては愚の至で、家なんか残されたところで数千万の家は売っても安くなっちゃうし、あぶく銭だから同しようもない。人間は働いて稼いでる人の姿を近くで見るから堅実に金が使えるのであって、いきなりあぶく銭をきれいに役に立てられる人はいない。働く人が先に死んで、金だけ残したほうが自分が生きているより時にはマシみたいな考えは一体どうしたんだ。
そもそもそういうことを言ってがむしゃらに働いて案の定体を壊す人がいるけれど、家族に家を残すために働いて体を壊された家族の身にもなったほうが良いと思う。トラウマ級だと思う。それって子供がいるからDV夫に殴られても家族で居続けるみたいなもので、余計なお世話すぎる。
団信は死んだら家を残せると言うけど、それってつまり借金の踏み倒しだと思っていて、そういう人がいると金利がどんどん上がって、家を買いたい人がどんどん無茶しないと買えなくなってしまう。借りたものを返さないわけだからもう踏み倒しと言って良いと思う。そういう自分さえ良ければ良いみたいなことをつきつめた人生観で生きたくないため、私は搾取されていると言われてもローンは組まないで家賃を払い、更新料も払っている。
目一杯ローンを借りて死んでやることくらいしか気持ちの良いことがないというようなことはいけないというようなことを言っていた親戚がいたが、あの人が親の負債を相続したときそれを放棄したのか、返したのか、それが気になる。
強いことを書いておきながら、ローン踏み倒して死んでいった人が世の中を目一杯遊ぼうとしたんだと思えなくもない。でも私は金に追いかけられるのは嫌だ。
私としては旦那の実家に行きたいけれど地方には仕事がなくてこまっている。子供だってできるのか作るのかわからないししっかり決断したいがあまりにも考えることが多いしとにかく宅建に受かりたいという焦りもある。
なんというか私も家や住居のこととか考えたりはするけれど、今ではなく将来に買ったほうが良いことがわかっているから今は怒涛のようにやることがあってそれに食らいついていく状況。