いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

無知

私の親は私の年のとき結婚して家を買い(後には手放すことになったが)車を買い(後には手放すことになったが)子供を二人作り、二十年後には離婚もし病んで本当に死んでたんだと思うと、人生は本当にかけ流した水のように素早く落ちて消えるものであるよ。

 

無知と虚栄のせいでそうなったとわかっているのに、いま手元の本一冊を読むのにも時間を要しているのは情けないことだ。こんなものはやく理解して次に進まなければならないのに。

 

アブラムシにたかられている野菜でさえ毎日見てやればそれなりに育っていく。毎日私も育っていかなければならない。

 

自分で書いた短歌をまとめて出版社に持ち込み出版している人一体どんな気持ちでやっているのかわからない。自分の人生を金で売ってまた次の人生を書けるのはすごい。

 

いい葬式だったわよねと書いていた母そのものを消し去る新天地