いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

夜と霧を読みました

なんとなく読まずに来たけれど、北杜夫の「夜と霧の隅で」を読んで、本家も読もうと読みました。未来のことを考えなくなったら生きていけないけど、自分がなんのために生きるのか考えているだけでは、自分が身動きできなくなったとき(無期限に拘束されたときなど)には、人生派の希望を失ってしまう。ではどうすればよいのか?どのように人生の目的、現在があることの意味を考えたら良いのか?

 

という話があって面白かった(個人の解釈です)。

 

あと極限状態でなければ未来のことを考えないで過去にのみ生きることもできると思った。常に極限状態みたいに生きようとしている人はたまにいると思って、それはひどい家庭環境で育った人にも度々見られる症状か。

 

旧版はグロ写真が多かったらしいが、こちらには写真がない。あとがきが面白い。

 

起きたら沖縄の人が警察署に投石したニュースがやっていて、タイムリープしたのかと思った。