2021-03-17 自分の重さ 自分の死骸を抱え 街から街へと渡り歩きたい 花よ僕は こぼれ落ちたのだ去年から 星の位置を見る本を持っているのに その星を確認する時間がない 絶対に手放したくない この興味を 自分の重さを毎年確かめ 川に落として再生させる 花よ僕は 寒々しい風の中でも あなたがよりよく保存される 冷たさを守ってくれるから また花を見上げる