いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

zine

「もう生理で腰痛いというか骨盤が痛いから風呂入って温まるしかないわ」

「入れ入れ」

「ぬくいわ」

「風呂はいったら残り湯で洗濯槽漬け込みしよう」

「それいいね」

「チーン 温まりました。お持ち帰りですか?」

「いや持ち帰らない」

「どうする」

「倉庫に入れとくわ出荷を待つわ」

「どこに出荷すんねん自分の妻を」

「うんー」

「ほら残り湯でやろう」

「そしたらバケツリレーみたくやろう。このユタさんからもらったケロリンの桶いいな」

「もう全部使ってしまおう」

「え、オキシクリーン全部なくなったのか」

「何ニヤニヤしてんのか」

「共同作業いいなと思ってね」

ジャポジャポジャポジャポ

「もう半分くらい」

「おー」

ジャポジャポジャポジャポ

「そろそろか」

「どのモードでやったらいいかわからない」

「漬けこみでいいんじゃない」

「漬け込みだけやることできない。洗いまでやっちゃう」

「ホントはもっと温度高いほうがいいんだよね」

「えー、」

「洗濯槽の蛇口締めとけばいいんじゃない?」

「おー」

「つけ洗モードで撹拌したあと脱水する前に電源切ったらいいんじゃないか」

「…」

ぐうぉーんぐうぉーん

「このくらいかな」

「…」 

「止めよう」