いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

戦争は辛い

子供の時やたらグロい事件や事故が多かった。人間は肉と骨と内臓でできているということを、嫌というほど繰り返し見た。

今ほど報道規制もガッチガチではなくて、いろいろな映像がテレビで流れていた。今でも思い出して泣きそうになってしまうような画像も思い出される。

 

今でも高いビルでは仕事しないようにしているし、新宿エルタワーハローワークはこわい。電車は戦闘列車には乗らないしジェットコースターは絶対乗らない。

大切な人がこんなふうに死んだらどうしようといつも思っていた。通勤電車に乗るとき今でもちょっと辛くなる。あんな事故にあったら?あんな事件にあったら?と思う。

良く普通の人は毎日平気で電車に乗るものだと子供のころは思ったものだ。より多くの経済的価値や生活のためにみんな危険を享受しているのだ。

やっとわかったのだが、今回のコロナ感染と家族を感染させて殺す危険を犯して出勤した自分も同じ潮流に乗っていた。

家族のために仕事をやめた二人の同僚はしっかりしていた。私は本当に羨ましい。まだ若かったのに、私と同じくらい若かったのに決断ができた。私は家族の命以上に何を恐れて…。

 

戦争があるともうグロい画像はテレビに出てこないけれどわかる。どういうことが起きているのか。戦争になれば東京は狙われるだろうと思う。私は東京を離れる。そして家族を守る。いつ戦争になるかわからないのに、よく東京にのこのこ出てきたものだと思う。私はおかしかったのだろう。