いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

喪失の対象

喪失の対象になりたいという願望があって転職活動を繰り返す人は多いのではないか。あの人を喪失してしまったと家族に思われたいので、家出をする人もいるのではないか。喪失の対象になりたいから結婚する人もいると思う。相手になにか別のものを喪失させるのではなく(「プリン食べられちゃった」などの喪失ではなく)、自分自身を喪失させたいという気持ちのことだ。

 

喪失の対象になりたいからいつも行く店にいかなくなるとか、喪失の対象になりたいから独特の言葉を残してブログ更新を辞めるとか。

 

この世界やこのコミュニティに私を喪失させたい。そういう感情についてとても興味を持っている。