いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

冬の葬列

下痢をしてわかったのだが

ジュースは甘い汁だ

イオンウォーターも甘い汁

ずっと忘れていたこのような話を

思い出します

夏の葬列を読んだとき

素晴らしい図書館にいたこと

私は仕事ができない

同じ場所に座れない

踊りだして伊勢詣でに行ってしまいます

どうか自分に優しさをかけて

日和の紙縒りをまたいでほしい

平面の中に

自分で作った部屋で

詩を書くことで食べさせて

川を歩いて

淡々と仕事をさせてくれ

かなしいよ

一人のときだけかなしいよと

言えるよ

暖房をつけて

霜柱の気配を感じるとき

もう静かにならない部屋で

旦那の丸まった背中を見てるよ

買った団子に手を伸ばせないで、

食欲なく横たわっている自分が

とても幸せ者に思える

私はもう泣かないで

横たわって死んでいる