いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

自転車と痛風

百度71/100

 たぶん生まれて初めて伊勢海老の刺身と鯛の活け造りを食べた。母は大盤振る舞いである。そのお金があるんならもっとこう......日頃から満遍なく......もしくは就活費用を.......車の免許費用............とか言うとお刺身もなしになるので、わーいお刺身!と行ってお刺身をご馳走していただいた。人のお金の使い方は本人が決めるのだから何も言うべきではない。だから生計を同じくしている人が普通程度にお金稼いでるからと行って給付奨学金出さないのはやめて欲しい。生計を同じくしなければさらに経済きつくなるし、だからといってお金が流れてくるというわけでもない、と言う学生はこの世にたくさんいるはず。

 

 お刺身の感想としては、感動した。伊勢海老だ!という感じ。触覚がちぎれてると安くなってしまうと言うけど、そこは食べるとこじゃないんだからええやないかと思った。

 

 味は、甘エビより甘いとかいうことはない。あとエビでもカニでもない。なんか束感(たばかん)がある。みかんと八朔くらい、その束感に違いがある。なんか繊維というか中の肉の一筋一筋が、束のように分かれててそれが合わさってる感じで、でも八朔のようにバラバラになることなくくっついている。味はエビの方が濃いような気がする。カニ自体しばらく食べてないので分かりかねるが、カニに味がにてたような気もする。いやでも、生のカニとか食べたことないから比較できない。

 

 醤油もいいけどレモンを添えて出される。レモンをつけると美味しい。甘味が際立つ。でもやはり甘エビより甘いということはない。前に甘エビ食べ放題の飲み屋があった気がするけど、行ったことないけど、甘エビなんて食べ過ぎたら気持ち悪くなるだろう、冷凍だろうし、と今書いててなんとなく思った。

 

 伊勢海老は何匹も食べるものではないなと思った。伊勢海老はその身も美味しいけど、その兜の出汁味噌汁も美味しい。結構兜に肉があるし、蟹味噌みたいなものが入っていて滅法美味しい。出汁味噌汁にした感じはカニに似ていると思った。

 

 鯛はとにかく活け造りにするとすごい。活け造りというのはバタバタ動いてるわけなのだが、出されてすぐはそんなに動かない。食べてて身を3切れくらい食べた時に急に動き出し、しばらくして鯛の顔が顔面蒼白になり、目の回りがピクピクしてくる。鯛が顔面蒼白というのは信じないかもしれないが、あの赤い色がなくなって灰色がかった青になるのだ。みているとまさに顔面蒼白という有様。まるで切られてしばらくしてから「なんということだ!!!」と感づいたような感じ。そのあと見慣れた赤い色に戻った。修羅である。口の中に手を入れたら噛まれるから入れないように言われた。

 

 自分ですりおろすわさびは、根元の方が緑の色が綺麗に出る。先の方はおろしても白い。昔、お茶でわさびをすると辛さがよく出るという噂を聞いたが嘘だと思う。本当だろうか?

 

 帰宅して一夜明け、自転車をなおすことにした。引っ越してから生活するのに必要だから。2年くらい使っていなかったと思う。チェーンロックの鍵を忘れたので管理事務所に無理言ってチェーンロックを切断する道具を借りた。ボルトカッター750とかいう道具だったのだが、これがどのボルトを緩めたら動かせるようになるのかわからない代物で、インターネットで調べてもあんまわからなかった。管理事務所の人と引っ張ったり押したりして、しまいには別の偉い人も来て、これはどう使うのか喧喧囂囂の議論の末、いろんなボルトを引いたり押したり、十五分間か二十分間取り組んだだろうか、やっと動かせるようになった。事務所の人がわざわざ歩いて私の自転車のところまで来てチェーンロックを切ってくれたが、なんでも切れると評判の道具だけあってふにゃりとチューインキャンディみたいに軽く切れた。私はかくしてボルトカッター750の使い方を知ったわけだが、きっと使用するのは脱獄に力を貸すときくらいだろう。もしくは食い詰めて公園の金網を盗むとかか。というわけで自転車からチェーンロックをわざわざ外してもらい、タイヤなどがダメになっているので引いて歩いて行くと神社に例の猫がいたのでそいつを可愛がる。餌をもらっているのか、カバンを開けるとよってくる。そりゃこんなところで餌ももらわなければ行きていけまい。遠い自転車屋へはるばる行くと、10000円くらい飛ぶかと思って覚悟したが、新しいチェーンロックと修理代合わせて3000円で済んだ。なんて良心的な店なのだ。良心的ときいて、遠くの店までまで自転車を押して行った甲斐があった。なんというおじさんの良心的さであろうか。死ぬまで元気で儲かって欲しい。チェーンロックも良いやつにした。番号式なのでもう鍵をなくすこともない。直せるものを、お金がかかりすぎるなら買い換える可能性も考えていたのが妙に感じるくらいうまくなおった。どんなものも長く使えるように買い方とか使い方を気をつけたい。

  

 旦那が痛風発症。骨が折れてるくらい痛くなる。毎年どんなに頑張って節制していてもこうなる。これでは継続して働くのも困難なのでなんとかなりませんか。どうしたらいいものか。神のご加護をとでも言いたいくらいだ。北里とか聖路加とかの高い人間ドッグ受けたら直し方がわかるのだろうか?この病気に関しては、工場とかで働く人が発症するとほぼ働き続けるのは不可能というくらいの地獄痛になるのに、その治療法は様々に分かれており、全然民間に何が正しい治療法なのか周知されていない。かと行ってこれらの人をいきなりデスクワークに配属できるかというと困難である。贅沢病などとも言われているが、現代社会においてはフォアグラ食べまくってるような人も、時間がなくてコンビニ飯ばかり食べているような人も、遺伝で自然にそうなってしまう人も発症する病気である。痛風鍋とかいう言葉を聞くたびに痛風をふざけていうんじゃないよ、と腹がたつ程度には重大。ロキソニンももうあんま効かないから重大。何かご存知でしたら教えていただけますと幸いです。

 

 旦那は二十代前半からずっとこれで医者にもかかって薬も飲んでて、酒も飲んでないので、いい加減治って、痛風になるとか気にしないで旅行とか楽しめるようになればなと思います。

 

 お灸で治すという人もいるので勉強したい。理屈も知りたい。

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これ新しい鍵。自転車屋の在庫だったから古いけど。

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