いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

家計というのは思いがけない出費に備えて計画的に考えなければダメだなと24歳にして悟った

 光過敏アーレンシンドロームの2回目の検査の前に、日本メガネというメガネ屋さんで、アーレン以外の問題がないか検査した。乱視や禁止や斜視の検査など。この検査項目は筑波大学から伝えられたものだ。筑波大学に行く前に筑波大学の人と電話で話した際にはこの日本メガネというお店を教えてもらわなかったので、なんかどこに行ったら検査できるのか、いくらかかるのか曖昧であった。日本メガネさんを教えてもらってからは店長さんからメールで問い合わせたらすぐに値段などを教えてもらえた。

 

 検査の代金は8000円、とのことで、何かその辺の街の眼科とかメガネ屋さんにはない機械を使って検査するとのことだった。実際尋ねてみると一杯のレモンティーをくださり、やったことのない検査をした。その結果私は隠れ斜視と言われる「斜位」であり、しかもこの程度がかなりひどいということで、急遽、アーレンレンズをフィッティング(自分にあった色を選ぶこと)する前に斜位のためのメガネを作ってもらうことになった。自分がメガネ屋さんでメガネを作ることは計画になかったので、大変驚くと同時に、いや驚いたというか、財布が心配になった。

 

 2万6千円ほどのメガネを購入することになり、お金を持っていなかったので銀行振込にて支払った。帰ってそのことを母に話したが、「出してあげよっか?」と言われた。本当なのか!?と思ったが、どうも昨日ファッション誌に取材されたことがとても嬉しいらしく、それでハイになっていて、しかも明日弟に会いに行くということでまたハイになっているみたいで、気が大きくなってそんなことを言ったものらしい。そしてメガネのことが「帰ってから納得のいくように説明してくれたら考える」と、出してくれなさそうなことを言い残して出かけていったので、どうせ出してくれないのだろう。アルバイトを増やそうと思う。単位も取りたいのだがなあ。

 

 斜位のレンズを合わせた上で本を読んでみてくださいと言われ、文字を読んでみたがやはり読みにくいので、斜位だけの問題ではなく、アーレンと斜位のダブル問題なんだなと思った。人生初メガネである。私の人生のコスパが悪くなった。正直な気持ちをいうと、大学の支援関係の人が、アーレンについて勉強しはじめたみたいなので(人は誰でも自分が打ち込むことを探している)ここでアーレンじゃなくてただの斜位だとなるとちょっと私に対する対応がフニャララなるのではないかと絶妙な感じに思った。そして勉強しているのならこのブログを見つけるかもしれないけど、それはそれ。見つけても私には言わないでくださいね。一応昨日調べたところではやっぱりアーレンもあるみたいだった。変な話だしますますお金がかかるのだが、安心した。

 

 斜位と言われて思い出すことは、中学生くらいの時に、急に身の回りのものの立体感とか遠近感覚がなくなったということだ。「片目で見るとよく見える」ということを発見し、そのことを家族にも話していたが、また変なことを言っているくらいにしか考えられていなかった。世の中に中二病とかいう言葉が流行るからこんな扱いを受けるんである!!!(冗談)

 

 私は今右目だけで世の中を見ていることになるらしく、斜に構えているのはメンタルの問題ではなくて目の問題だったということらしい。あはは。このままにしておくと右目も疲れ、左目はますます視力が悪くなり、さらに右と左の目が全く違う方向を見ているような目になってしまうのだそうだ。

 

 本を読んでいて行を追えない症状の中には、アーレンの他にも斜視みたいな症状で、焦点を合わせられなくなっているからという症状も含まれているのだろうということだ。思い当たるところがかなりあったので、頷いた。納得した。いやあでもこんな出費が来ると思っていなかったから、家に帰ってから蕁麻疹になった。

 

 ここで母に期待するとまた出してくれないとなった時に蕁麻疹になるだろうし、タンパク尿になると思うので、そもそも私はもう大人なのだから、他人に出してもらおうなどと変なことを思わないでなんとかせねば!叔父が私くらいの年の時は、もう私にお年玉をくれていたんだと思うと、すごい人だと思った。叔父は何年も郵便局のアルバイトに打ち込んでいた人で、配達が大好きだったが今は公務員になっており、仕事が大好きで(人は打ち込む対象を探している。)仕事を早めに切り上げたいと思う部下を「仕事をしない」と決めつけて一人で逆流性胃腸炎になっているらしい。酒の飲み過ぎで脳みそが硬くなったんじゃないの。

 

 叔父の子供にお年玉をあげないとと思うのだが、どうも500円とかあげても、叔父から「俺は3000円あげたのに」と思われそうだし、それもなんか悪いなあと思うし。

 

 家計は何か思いがけない出費がある時に備えて、積み立てておかねばと思った。アーレンレンズのフィッティングは、この作ったメガネをかけた状態で行い、そのあとアーレンレンズが入ったメガネも作るらしい。二重になってしまったんだな。全部合わせるとメガネだけで7、8万にはなるようだ。でもカラーレンズだと出て行けない場所もあるだろうし、仕事など始めたらカラーレンズじゃないものもあったほうがいいだろう。レンズは一番安いやつは少し心配だったので中等のものにした。何もかも初めてだからわからない。

 

 いつも「時間がない」「本を読む時間がない」と言っていたのがこれによって解消すれば人生はずっと楽になるだろうし、これから資格取得なども効率的にできるようになるかもしれない。頑張ろう。もし読めるようになれば、何より、「今回もまた図書館の本を読み切れないうちに返却する」とか「何も読み進められずにもう夕方だ。ほんと怠けてるな。」「どうすればいいんだ!」という気持ちがなくなるのかと思うと、それでやっとまともな人間になれるという気がする。

 

 この斜位の問題はかなり大きなものらしいのだが、ってか、現に今もよく考えたら右目だけでパソコンの画面を見てるし。。。この斜位を調べられる機械が普通の病院にはないらしいので、多くの人がこの問題をちゃんと解消できないまま、気づきもせずに生きていくのかなと思った。今後も1、2年ごとにレンズの調整をして別のレンズを変えなければならないとのこと。コンスタントに出費が来ることを知っていれば、ミドリンちょ銀行の方に就職したのかもしれないのに!と思ったけれどやっぱしなかっただろうなと思った。何しろ全国転勤で島根とかに勤務しようものなら、レンズを合わせに来るのも一苦労だもの。

 

 ショックすぎて友人何名かに愚痴ったが、皆LINEの返信の内容が違って面白く思った。放送大学で学位取得を目指しながら事務派遣で働いている友人などは「ケースに入れて、鍵とかのそばにはおかないで大事に使おう」と助言してくれた。傷がつかないようにだろう。ありがとう。そうするよ。

 

 私がしょっちゅうものとかにぶつかり、マグカップを置こうとしてミスってこぼしているのとかは、隠れ斜視である斜位が問題らしい。そうかあ。そうだったんだな。一回お金をかけて全部一気に調べることが大事なんだな。

 

 毎回「こんなお金かかるんだったらもうやめます、いいです」と言いそうになっているけれど、これができなくても生きていける、これができなくても働けるからいいんだ、とやっていると生涯賃金は上がらず苦しいままだろう。いろんなところで体調を崩すかもしれないし。頑張って最後までやりきるんだ。そのことが将来の自分を助けるんだ。

 

 ムーンライト信州の切符は取れなかった。満席だったのだ。でもいいんだ。そんなことをしている金などないのだから!神がいるなら止めてくれたのだ。

 

 そうはいっても、学部事務所などから、そろそろ面談して試験に備えましょう、とかのメールが来ると、ありがたいのだがもう対応し切れない、俺はいっぱいいっぱいなんだ、もう寝させてほしい。誰とも面談したくない、誰にも説明したくない、と思ってしまうことがある。けど、ここで相手にしてもらっているのはいいことなのだ。ここで踏ん張らないと私の人生は良い方向には行かない可能性が増える。頑張るんだ!踏ん張れ!踏ん張るのだー。ずがががががが

 

死んでもこの世で一人前に生きて見せるぞ。一人前とかどうでもいいけど、とにかく生きて見せるぞ。

 

私はもう有り金全て持って海外旅行に行くことなんてできない。生活はいとも簡単に予想外の出費を食らわせてくるからだ。