いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

転職して2年が過ぎた

食品メーカーから飲食業へ転職した。今まで自分たちが工場や事務所で協力して材料を発注して、作り、納品してきたものが、今の会社ではFOOD COST(食材費)と言われている。

 

取引先や仲間や同僚でなく、全員が駆け引き相手として接し合っている職場の雰囲気に違和感がすごかった。

 

それでもここで学べたことは多く、環境の変化なしには決してわからないことがわかった。大きな会社に転職しても、住む場所が変わってもそれだけで人生が進むことはないということを理解した。

 

基本的な網羅的知識をつけずに歳を重ねると不十分で感情に生きる人間になってしまうこともわかった。

 

自分は自分の夢を見て、たとえそれが途中で何かによって断ち切られるにしても、精神の上ではいつも自分の仕事をいかなる動作にも反映して、希望とともに生きていきたい。

 

一日一日を大切に、という言葉の意味が28歳になってやっとわかった。私は子供の頃直ぐに自殺すると思っていて、また物事に執着しないようにそう思おうとしたので、長い目で見ることができなかった。今も周囲の人に比べるとそうなのだが(2年くらいで完成することしか想像できない)、それでもかなりその期間は長くなったと言える。

 

一日一日を大切にという言葉は、長い目で物事を見ることができるようになってはじめて、理解できると思う。この一日が次の私を作っていくというきもちは、毎日を地面になげうっているうちは決してわからないように思う。