いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

中国の労働法関連の文章を逐語訳して読んでいく講義

 新学期になって今まで履修したことのない外国書購読の講義を取った。中国語で書かれた、中国労働法関係の文章を逐語訳して、講師に対して質問しながら読み進める講義だ。なんと履修者はたった二人。私とあと一人だけだ。なんと贅沢なことか。この調子に慣れてしまうと、集団講義は面倒で得るところも少なく、行く気がなくなる。

 

 読むのは『中国工人』(たぶんこれ)に発表され、中国人民大学によってまとめられた文集『工会工作 2015.4』に収録された文章である。

 

 『中国工人』という雑誌の記者が中華全国総工会の書記である郭軍という人物を訪問し、労働法や、労働者の権利保全の現状について質問し、郭軍がそれに答えているという内容。

 

 話し言葉をまとめたものだということもあるのかもしれないが、なんだか比喩表現が多く、「さっぱりはっきり言ったらいいのに」と郭軍さんに文句を言ってしまいそうだ。とにかく何か翻訳して先生に逐一見てもらうのは初めてなので、うれしいし緊張している。

 

 教科書を読んでいるような、私語の多い集団講義なんかやめて、学生が独自に組織する勉強会がもっと増えればいい。そして先生もそこに来た方がいい。