いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

終わり

工場研修を通して、準社員と派遣の人の多さ、そしてあの人たちが抱えている生温い不安と不平に産毛を撫でられた。そしてサビ残の予定が早速現れた。何事も決定権を持たず、発言する余地もない人たちに気まずいことを話させるのはいかんだろと思った。社外への告発のまえに内部で上司に提言しろとか言われるが、基本的にそんな感じで、社員や労働者の前に出てくるのは何の権限もなく説明用カセットプレーヤーみたいな人間ばかりなので、その人に提言しても「まあまあ」「僕に言われても」みたいなことばかりだし、意味がない。その上の上司となると話がわからなさそうだしそもそも話したこともないし、もしくは話してもひたすら黙って聞いてるだけ。「検討する」「報告する」のブラックボックスに吸い込まれる。その上の上司といえばもういつも会社にはいない。そりゃ外部告発が来るだろうという感じ。そしてそれを揉み消せない場合、中小企業には大きな痛手となる。