いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

短歌

朝方に言葉をかわさぬ隣人が木に傷つけて水を取る音

 

レンジフードファンスロットフィルタの上に貼る汚れカバーを教えてもらう

 

藤の花いつの間にか見えなくなって赤卵の色の濃いやつを見る

 

紺色の服ばかり干す隣人にのび太くんみたいと言う人がいる

 

この水には人参の匂いがしてる一瞬一秒と溶けている夜