いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

あじさいの花に光が当たりすぎて

可愛そうでとめたくなる

余計にかわいそうだ

あじさいのことは不吉な花だと思っていた

同じ土地に生えても色がちがう

母親に会いたくない

また心がねじれてしまう

あじさいの季節に死にたいひとに

なりたくない

枕の匂いを嗅いで新しい匂いだと

肝心の人生を

また白紙にもどした

変わらない毎日を送っていきたい

不安定な呼吸を乱さずに

あじさいの花を見ないで行こう

親不知が生えてきて

シクシクと痛い