いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

集団面接(6人)

 なんとか総合研究所の面接を受けて来た。集団面接である。国立と早慶のみ。結果はボロボロであるが、私に足りないものがわかった。そして今日二つ目の選考は履歴書を忘れたため、別日程に変えてもらった。万事においてダメダメである。タスク管理の出来なさが、ごく普通に露見している。それにしてもパン業界というのはどうして履歴書が全部手書き持参提出なのか。ウェブエントリーシートを提出したのに同じような内容のエントリーシートを持参する。

 

 履歴書を忘れたのならコンビニで買えばいいと思われるかもしれないが、違うのである。学校指定の履歴書というのがあって、それはウェブ上でもダウンロードできない。なぜダウンロードできないのだ。もっとも私が悪いのではあるが、不便だと思う。大学キャリアセンターあたりがなんとかして欲しいところである。つーかなんで学校指定の履歴書なんてあんの?

 

 ここのところ毎日エントリーシートの提出に追われ、翌日の準備がおろそかになっている。実に良くない。あっちを塞げばこっちが漏れるというような失敗の連続だ。苦痛である。とにかく集中力がない。ストラテラを飲む決心をすべきだろうか。すべきだとすれば今であろう。

 

 

 聞くところによると太古の昔には、就活中、学生が自由に職場訪問していいという大変良い制度があったみたいだ。会社を抜き打ち見学できる。

 

 食品業界につとめていた年長の友人によれば、昔に比べて今は情報を公開しなくなってしまったそうだ。サ○ヨー食品の説明会に行った時に、日●とサ○ヨー食品の体質の違いについて、きつい質問をしている大学院生がいた。少し話したところ彼女は日●の研究所でインターンをして、それからサ○ヨー食品の話を聞いたところ、要はスピード感に欠けるというか、あまり開発のために投資していないというイメージを受けたのだろう。彼女の聞き方は悪かったが、「御社はあまり新しい商品開発のために投資したりとか、自社工場での生産は考えていないんですか」と聞いていた。それに対してサ○ヨー食品の人事の答えは、そういう企業文化です、というようなものであった。聞き方も悪いが、もう少し答え方も工夫すれば良いのにとは思った。私はその女性がそれを聞きたい気持ちはとてもわかったので、説明会が終わった後少し話をした。彼女は自分の研究を世の中に活かすために本当に一生懸命というイメージを受けた。もちろんわたしはこの説明会の会社も好きで良い会社だとおもう。

 

友人らにこの話をすると、みんなそろってそいつは何をしてるのだ、説明会は参加したことでは自分のイメージを上げるべき場面で、そこであべこべに悪いイメージを植え付けてどうするのか、というのだ。しかしそうなのだろうか。

 

 私が話した中では食品業界で働いていた年長の友人だけがその女性に同情的だった。ほんとはみんな理解してるけど、それを口にすることはできないのかもしれない。

 

 説明会で配られるパンフレットには、食品を製造する工場のそれぞれが自社工場なのか否かということも書かれてはいない。そこに駐在する社員が何人いるのかも書かれていない。私は院生女性の発言ではじめてあの会社の工場の一部?が自社工場ではないと知ったのだ。この会社は過去にどんな設備投資をしてきたのか?その夢を実現する資本はそれで十分なのか?そんなことは何一つ語られない。社員にあっても財務諸表を見ていない人もいる。働く会社のことをこんなに知らなくていいのか。東芝だってあの様子だというのに。俺は苦しい。人生はなんのためにあるのだ。人生の大きな部分が仕事にしめられるというのに、ファーストキャリアはこんなふうに決まるのか。選考が進んだら突っ込んだ質問をすれば良いというが、そこまで行くのにどのくらいの時間を割くと思うのか。私の時間は人生の長さなのだぞ。てるみくらぶの内定者の人は人ごとだと思えない。無駄にした時間が本当に気の毒だ。

 

 不満はしくじった時に書くとみっともなくて素敵だからしくじるのを待って書いた。

 

 

f:id:giveus:20170413152544j:image 

養命酒がこんな飲み物もだしてたのだな。おいしい。