いのちばっかりさ

生きている記録。生業。通信制大学。天平の甍、生の短さについて、狼煙

2023-09-02から1日間の記事一覧

経理が出てくる小説

今年二十四歳になる中山敏子には、終戦後二回ほど、縁談がありました。最初の話は、あまり思わしいものでなく、本人の耳に入れずに、母のもとで打ち切ってしまいました。二度目のは、副島の伯母さんから持ちこまれたもので、母もたいへん気乗りがし、副島さ…