今日の日経新聞の朝刊を読んでいた。クレジットカード決済の導入はカード会社にマージンをとられるし、費用がかかるから小さな個人店には難しいよね、という話が乗っていた。また日本で消費者が買い物をする際、クレジットカードで支払われるのは全体のわずか17パーセントに過ぎないとか。クレジットカードの利用率が低いってことだ。別にそれ自体は悪いことと思わない。ちなみにそれとは関係ないが、カード会社がしょっちゅうリボ払いを勧めてくることには本当に嫌気がさす。そんなメール送ってくんな。必要なときは自分でお願いいたしますので。ちなみに日経新聞は今朝の新聞で、リボ払いについて、「リボ払いの年利は約15%に上り、マイナス金利時代に不釣り合いな高利貸し」と説明していた。
この新聞記事を読んでパッと思ったことは、中国ではクレジットカードというよりは微信決済の天下だったなー、ということ。微信というのは中国でいうLINEみたいなサービス。LINEみたいなサービスでありながら、デビットカードぽい(口座にある分だけアカウントでお金を払える)サービスもついていて、そのサービスを使っている人が少なくとも北京や上海では非常に多い。
中国では、分かりやすい喩えでいえば、日本の銀ダコ(たこ焼き屋)とか、サーティワンアイスクリームとか、パールレディ(タピオカミルクティー)とか、ああいう入り口が道路に向けて開いている(ドアがない。固定された屋台みたいな)店でもだいたいメジャーなチェーンであれば微信で払える。たまに全然チェーン店じゃないのに微信で払えることもある。日本の高島屋とか小田急百貨店に当たるような百貨店やデパートでも微信で払える。高めの料理店でも微信で払える。博物館の入場券も微信で買える。
それを見て思ったのだが、この微信というやつ、どうやら相当導入しやすいようだぞ、ということ。もし日本のクレジットカードみたいに、導入するのに代金の2〜5%の加盟店手数料を払って、さらに年会費やシステム利用料までも支払っているとすれば、あんなに多くの店舗が微信決済を導入するのであろうか?ちょっと明日から調べてみることとした。
以下はどれも中国語ですが、
下記は微信の様々な動画である。
下記は微信を店舗に導入する者が参照すべき微信決済利用規定である。
微信を店舗に設置するのに参照すべき利用規定はどうやらネット上に日本語訳が出ていない。こういった情報の提供はどうやらそこらの「微信導入たすけます!」みたいな会社が商売としてやっているんじゃないかという気がする。でもそんなの自分で出来るじゃんって思った。そんなとこにお金をかけなきゃ行けないなんて嫌だなと思う。もっと町中で中国の便利なサービスを使えるようになれば、日本人が韓国のネイバーまとめとかLINEを使って韓国を身近に感じているみたいに、中国のことを身近に感じることが出来るようになると思う。ほんとにとっても便利なんだから。
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