いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

おにぎり365個

苦しかろうおにぎり365日

並べている一日

黒ずんだ新幹線の天井が抜けた

全て金と散れホログラム

川のようなランニングコース

それは青黒く光って足立区の川を思わせる 

塞がれても夢は諦めない

苦しかろうおにぎり365日

東京タワー

お父さん

スカイツリー

すべてが死んだあと

上京する手段もなくなった

終わるために生きるわけではない

畑に春が来てるが矢作川

ハウスの中で生まれる芽吹く音を聞く

お父さん!

この世界は広く狭く

辛かったろうに生きていくこと失うこと

僕はとても辛い

何も残らない気楽さ仏陀のように旅ができないこと

祖先が喪われたこと

自分が何も残さないということ

すべての自然の霧の粒にあなたが宿っているかのような

田舎の道

両側に寺

叫びながら抱きしめてください

どこを歩いていても少しずつ失う