いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

会話

両極端に振れるメトロノームの如く

極から極へと走るが

それをいろんな目から見れば

ただ要素について

YESとNOさえ判別しないまま

反応して

飛んで火に入る夏の虫

煮えたぎる湯にも誓湯の野外自主上映

 

雑な夏の行き方をやめて

伍十年ものあいだ

二世代にわたって夢見た

親密な夏休みを波に捨てない

捨てるために巡ってきて死んだのではない

たとえそれが輪廻する地獄であっても

鬱が決して夜に現れたとして

守るように眠って

偶然に口の中に同じ虫が入らないように

一つも祈りを持ち合わせないで

昔の蝿を撃ち殺している

 

壁をツルムラサキのぬるぬるが滴っても

乳房は2つともむしって壁に投げつけたとしても

どうしたらいい

動揺してまた両極端に打って

この部屋を跡形もなく破壊しても

話を聞け

守るためには一つ一つを優しく選択すること

海や草原ではない

社会について知り人の話を聞け

なんと善意と優しさが本当は私を救うこと

なぜそんなに自分の中の言葉が少ないのか

それは他人から受け取るために

予め手放せないように欠けている