いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

川面

今日は川面がいつもより近い

昨日雨が降ったからだ

この地域ではよく人が入院する

このことをここで話すとき

近くに誰かの呼吸が聞こえるようだ

 

朝は呼吸の調子を確認する

水を飲み喉の調子を確認する

何も良いことも悪いことも起きないことは

非常に良いことなのだ

私以外の人間は特に必要としない

 

テレビをつけるとゴルフをする笑顔

私は本に目を戻すがなにも読めない

扇風機が平温の風を運び

上空を飛行機が運ぶ

鼓動は遅く運び水の国は光る

 

私は南瓜粥を作り

実のならないオクラを育てる

何ももう説明されたくない何も数字を

理解できないままでは

私は地図をつまみ数学をやり直している 

祈りとして大雨が飲み込む中を