いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

墓参り

祖父母の墓ができたというので旦那が言い出して(本来私が言い出すべきかとも思うが)墓参りに行った。旦那は前日から線香と虫除けスプレーと、チャッカマンを購入したのだ。何というできた人だろうと思った。しかもそれが自分の親戚の墓ではなくて私の親戚の墓なのだ。

 

墓に行くまで朝とはいえ灼熱の中を通っていった。信じられないほどの暑さだ。

 

墓につくと墓の中でまた自分の親戚の墓を探すのが大変だった。でも実物の墓というのは良いものだ。

父はビルの中の墓に入って、行くとつらい気持ちなので行っていない。(またもう自分は姓がちがうので、墓参りと言って入れるのかもわからない。一度行ってみようか。)

 

私は花束だけを800円で購入した。ガーベラとひまわりの入った花束である。こんな高いのでなくて三本も花があれば良いのにと話していると旦那に、こういうのは花束でやるものだと言われた。景気の良い人は束を二つ買っていったりするのだと言われた。墓につくとそこらの除草剤で枯れた草を取ってくれ、お墓に水をかけた。旦那は私に燃すべき線香の数を教示してくれ、お祈りをした。これは私の旦那ですと紹介して、きっと幸せにする旨をお話した。きっと幸せにするぞ。

 

午前中に終えたとはいえ完全に熱中症で帰宅した。そして寝ておきたのである。熱中症はなってから冷やしたのではなかなか予後が悪くて、なりそうなときに早めに凍らせたペットボトルでも買って冷やすのが良さそう。要事を先に済ませてなどと言っているとたちまち熱中症になる。こんな朝から墓場に行って百日紅なんか見ているのは私達だけだった。

 

 

 

 

この本読んでいたら坊さんが上げるお経にも色々あることが書いてあって、武田泰淳の葬式のお経を深沢七郎が褒めているのを武田百合子が嬉しがっていたのが面白かった。私もこないだのは良いお経だったとか言えるように自分でもお経を言えるようになりたい。日蓮宗は木魚をやらないことを初めて知った。