いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

短歌

お向かいのビルの窓からみてとれるサラリーマンの立ち居振る舞い

 

裏側に行きたいとおもう一足とびに緑の浜離宮一足とびに

 

毎日に食べているおにぎり千葉県の梅干し入れて働きにいく

 

外来語 自信に満ちた友人がいつも言ってる勝者節

 

何回も 名字が変わっていくうちに日に日にわれは浮いて轢かれぬ

 

君たちには滑りに行くだけの土地なのだ我が故郷は美しく捨てられ

 

東京から来ないでほしいと思うバカにして私達の生活のことを

 

金色の小麦に染まりつつわれは雨の夜に待つ自宅行きのバス