いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

僕達は草花の中に自分たちの人生を入れ込んだ

恐ろしい夜はきっと来るんだ

思いなんか絶対に遂げられはしないんだ

生きる方法が大切なのだ

この一息一呼吸を何を思って吸い込むかということが

恐ろしい夜はきっと来るのだ

私達は育めないし

たとえ最後まで夢がなく

肌が歩くたびにぎりぎりと傷んでも

これ以外何も残されてはいないという

最小の単位としてのお互いのまま

守り合っているのだ

私は今世紀最大の詩を書いているのだから

前など向かない