いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

よくない無心の一週間

一週間がいつの間にか過ぎた。

新しい部署に異動してとにかく緊張した。試行錯誤をすることは私は好きで、試行錯誤できる仕事ならば楽しんでできる気がする。これは職場の先輩から言われたことなのだが、私は元から場合分けをして考えることは嫌いのようで、様々なケースを想定して、もしくは様々な原因を予測して対処するということがあまりできないのではないか。とにかくやってみてぶつかったらその時に何とかするという考え。先輩に言わせるとそういうところが私の文系なところらしい。

 

そもそもそうなのかはよくわからないが、自分について、そうではないとかそうとか決めつける気持ちもないので、「そうですね、まあそうですね」と答えたら、それが気に障ったらしくて、何を正直にそうですねと言っているんだ見たいな反応をされた。そもそも私は自分が先輩の言っているような人間そのものであるとしても別にそれが悪いこととは思わない。

 

そして人の人格というのは置かれた環境とか、食べる食べ物とかで容易に変化するものだろう。それを断言することで自分に思い込ませようとするのは変だと思う。でも私が理系らしい人間ではないことで(そもそも学歴からして本当の文系なのだから理系らしくないことは面接時からわかっていただろうという気持ちなのだが)先輩を不愉快にさせてしまうこともあるのだと、何となくストレスに感じた。この「何となくストレスに感じた」ということを毎日繰り返しているのは私のサラリーマン人生である。

 

この気持ちをよく表しているのが、「しょぼい喫茶店」という店をやっている人が書いた下記の本で、働きたくない理由として、この「何となくストレスに感じる」気持ちについてよく書いてくれている。本を今手元に持っていないので引用できないが、周りの人の目を気にしすぎてしまうというような話。周りの人が不機嫌だと自分の性のように感じてしまい委縮してしまうという話。よく家庭環境が良くなかった人は大人になってそういう風になってしまうとかいう話を昔は聞くことが多かったのだが、最近はそれを聞かなくなった。ただ単に敏感な性格なんだろうと自分は思っていて、遠くで話している人の話が全部聞こえるというようなこともよくある。仕方ない。

しょぼい喫茶店の本

しょぼい喫茶店の本

  • 作者:池田達也
  • 出版社/メーカー: 百万年書房
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: 単行本
 

 

緊張して1週間を過ごしたので、とても微妙な気持ちになってしまった。詳しく言うと、「こんなに大変な日常を過ごしているのだからカフェに行って贅沢してもいいはずだ」とか「旦那に甘えまくってもいいはずだ」とか。そもそも好きで働いているのでそれ自体おかしい感情である。高い家を借りているのに、カフェに行って気持ちもよくないのに食事をするのはよくない。私はたまに応援したい店に行って食事をするのだが、今回のは応援したい店に行って自分の欲望をぶつけているだけという美しくない行いだった。しかもその翌日も私は友人とカフェに行くことになったというのに。普通なら明日行くから今日は帰ろうという気持ちになるはずである。どうかしている。今週はやたらと自分のためにお菓子も買って帰ってしまったり、本当におかしい。このような生活をすると資本主義の暗い一面の沼にどっぷりはまってしまうのだ。しかもそんなときに限って、一番食べたいものとは違うものを食べたりする。へんてこすぎ。

 

今回のまとめ

・新しい環境→緊張→不安→疲れ・自己嫌悪→精神の乱れ・睡眠の乱れ→金銭感覚の乱れ→自己嫌悪→苦痛→嫌気→甘え→喧嘩→さらに悪い状況

 

次回からの心がけ

・環境を変えない(淡々と過ごし、変化の程度を自分でコントロールできる状況)

・環境を変えないために自分の仕事を完璧にやる

・緊張しない(気楽に言われたことをこなせばいいと考える)

・疲れた時はどこへも行かず金も使わず家に帰って風呂に入って寝る

・とにかく家に帰る

・とにかくとにかく家に帰る

・とにかく寝る

・自分のルーティンを繰り返す(起きる時間、みそ汁を作るなど)

 

旦那にも迷惑をかけたので、自分のことはちゃんとしたい。

 

 

天才たちの日課  クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

  • 作者:メイソン・カリー
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: 単行本