2020-01-31 にゃんこ 木のよだれが落ちてきた 思いが一生途切れぬように 郵便局へ向かうとき もう悲しめない何かを もう一度ちゃんと悲しむことができる 私は死んでいるのだろう 私も死者になっていると思う。 私は自分に指図した おにぎりを持っていくように この道は僕にとって意味のない夢 味のない風 コンクリートに囲まれているガスメーター あじさいのように白くなったサザエの貝殻 新しいケーキをもう食べることはない 打刻をすることはない 永遠の生活へ