いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

引っ越し業者相見積もり

アートとサカイに見積もりを取って、サカイに決めた。アリさんマークは非対応エリアで、日通は全然やる気なくて、クロネコは不祥事で営業停止中で、結局二社しか取れなかった。なんてことだ。しかも増税前の引っ越しラッシュらしい。

 

あほくさあ思いながら、北関東の某県から55000円で東京まで引っ越しすることになった。この料金は妥当だと思う。

 

次に引っ越すときには段ボール一つで引っ越しできるようにしたい。

 

今回処分したもの:

 自転車

 こたつ

 旦那が遊びに来た時に買った様々なもの

 本500冊程度

 布団

 その他いろいろ

 

結局自分の収入では豊かな人のように引っ越しできないので、ちゃんと貧しく暮らす必要がある。今回の引っ越しのためには、この1年半働いて買ってきたものを捨て、また実家から就職の際に持ってきたものを捨て、積み上げてきたもの(そんなたいそうなものではないけど)を切り崩して引っ越しをすることになったので、なんでも買っても引っ越しの際や天災の際には失うということが嫌というほどわかったし、もう買うのはやめたい。本当に必要なら日曜大工で作るほどの熱意を注いで求めるものだけを手に入れることにしたい。日曜大工すれば変なことに休日を費やしてお金が無くなってしまうようなこともないし。

 

田舎では稼ぎがなくても、広い家に住んで、いろんなものを持って暮らせる。でも都会から来た人はとにかく田舎の家なんか買っても仕方ないし、そもそも文化が違うので、変なところできつい思いをするけどそれは周囲に理解されないし、かといって自分はそういう周りの生き物と同じにはなりたくないし、なれない、ということで、つらい。

 

みんなみたいにずっと実家があって、そこにいつまでも自分の部屋や居場所もあって、車もあって、仕事は緩くて、子供ができて、子供の世話をしてくれる両親も近くにいて、そういう環境が出来上がっている人には、全然追いつけないし、そもそもそれを理想としていない。自分で立って生きていくこと、人に頼り切らないこと、給与をある程度追求すること、自分を高めること、それが私の考える都会のひとだ。

 

会社の人に、体系的に教えることをお願いしたり、網羅的に教えることをお願いしたり、キャリアについて考えてほしいといっても、たびたび通じないことがある。このことは海外から来た実習生も言っていて、日本人はどうしてこんなに自分のやっている仕事をわかっていないのだろう。どうしてロボットみたいに言われた範囲のことだけ繰り返しているのだろうと話していた。私も会社に入ってから、自分が言われた作業の意義について聞いたり、作業の前工程がどこから来るのかを聞いたとき、非難されるのを体験して、なんでこんなことになるんだろうと、自分は単なる作業者ではないのにと思っていた。全員が全員底が浅い。また追及する人間を生かせない環境だ。

 

私は決して難しい言葉を使って話さなかったし、失礼な言葉づかいもしなかったし、勤務態度も悪くなかった。なんでこんな目に合うのだろうかと考えたが、これまでもみんなこんな目にあってきたんだし、これからもそうだ、という感じだったので、転職できてうれしい。

 

つかれたねー。意識ギャップがすごい。全体像が見たいのに見ようと思うと蹴落とされる感じ。次の職場ではそんなことないと思っているけれど、もし同じなら自分の世界を作って、全体像は自分で設計するしかない。