いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

祖父母

私の母は力持ちで祖父のことを背負って大黒坂に捨てたのだが、祖父は古くからのその習慣を憎んでいて、あらかじめ巻き添えにならないように祖母をホームに入れたのだが、自分もそろそろ入ろうとしていたところに腰を抜かしてあえなく母に背負われることになった。

 

祖母は大概ボケていたのだがそのことを鋭敏に知りホームを抜け出し2人を追いかけて母の首筋に鉈で傷を負わせたが母は人ならぬものだったのでその後も下界に帰り普通の顔をして働いていたのだが、最後なんらかの能力者に呪文を唱えられ例の首の傷が原因で死んだ。