いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

少し後ろ向きなとき

汚い3日目の湯船に浸かって

たわしを投げたらもう気力がないから

サリって音だけ感じるわ

あらりるとぶのやつゆまの

のとほみぬうとぶゆつろみや

映画の中から暗闇のNHK

集金もうそれ以外来る人なんかいない

ということにして

どこかに君だけの

オイルが滲んでいますか

こうして今月も貧血はひどい

暮らす人はすごい

寒気にも負けない

眉間を親指で支えたが

産毛を撫でてお湯が抜ける前に

胃下垂みたいになりそう

寒気がひどい

 

道路

二月は梅の花が汚い

この集合住宅の生活はいつも誰かがシャワーしてて

トイレを流して

華美を削ってて

貧血が包んで

スポンジ握って

コンビニに出勤

華美を削って

生き様

擦れて消えそう

足が痛い

風呂がぬるい

どうしてやっても季節だけが

どうしてやっても夢だけが

壊れていく

ぬるい態度取ってても

春からは工場

また同じ時間

痛み

バックする左首

あそうか

うなじと言うんだ

だめだおれは

下りきらない曙橋だ