いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

お盆だし親に墓のことを聞いた

私の母は人と違うことを生きがいにしているように見せかけることに人生後半をかけている人だ。自分の骨はエーゲ海にまいてほしいらしい。

 

諸所の態度について本当に新しい物好きの人から見れば痛々しいのだが、とにかく墓とか介護とかの問題については真剣に考えられないみたいだし、介護が必要になった祖父のことも全然世話しないので、結果として祖父が私に東京へ帰ってくるようさりげなくお願いしてくるという惨事に見舞われている。かといって母は完全に祖父から相続する財産をあてにしているので、ほんと仕方ない人だなと思っている。

 

祖父の実家の墓は北陸にあって先祖は寺なので実家の墓が実家にあるという状態である。母はその墓を引き払って東京に移そうとしているのだが、そうなると実家の寺から実家の墓を移すということになり、かなり険悪なというか、なんで?という気持ちになるのは想像に難くない。祖父は嫌がっているのだが、母は嫌がられたところで面倒になり「あなた(祖父)が死んだら私が全部決めて片付ける」という全く結論として話し合いのできていない結論に終わり、母は一人っ子なので、「まあまあ」などと話を止めてくれる人もなく、また母は発達障害の神が現人したのかのような人物で忘れっぽいので、とっくにそのことを忘れている。

 

母は祖母に異常に愛着を感じており、私こそが祖母の気持ちをわかる人物だと主張しているのだが、祖母はもうボケて何もわからなくなっており、老人ホームに保存されている感じで、自分で一言も口を聞くことができない。つまり母が言うには、祖母は祖父の実家嫌いだったから絶対に祖父の家の墓には入りたくないはずだから、東京に新しい墓を作る!というわけなのですが、なんで関係ないお前がそんなことをいうのが私には全く理解できない。

 

まあ私に比べれば古い人なので人とか墓にいろいろ愛着とか懸念があるのだろう。いや知らんがなと思った。お盆になったので、そのことを聞いたのだが、以前の状態のまま代わりがなかったので、まあこれは祖父が亡くなった時に母が気まぐれに極めてADHD的に処理するんだろうと思った。

 

 

ちなみに母はエーゲ海に自分の骨をまいて欲しいそうなので、そのお金はどこから出るのかな?と思っている。

 

このような話を喫茶店で人にすると、自分で思うより人非人みたいな雰囲気になるのだが、誰でも私の身分になったらこれより酷いようにしか振る舞えないはずだというくらい私には慈悲がある。

 

みんな残されたものを扱うのがひどく下手くそ。