いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

フォレバーですよ

死んだら永遠、それがいい

いつも取り残されているから

新しく生まれてくるものぜんぶにそれが染み込んでいる世界

すごくうるさいくらい

話をしている

風に大木が揺れ

その針のような葉が湖畔に突き刺さる時

メッセージを受けた

フォレバーですよ、

後にはすっきりとした

孤独だけが残った

足の裏に冷たさだけが残った

朝が来て一人で触れるガラスは冷たい

フォレバーですよと呟いても

長い怒りが

メッセージを食い止める

受け取らなければと背伸びした時

背骨がずれて

他所へは行けなくなった