いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

就活生に読んでほしい、就職に関するいくつかの誤解しやすい事柄に関する説得

【誤解しがち】会社は営利目的なのだから学校より進んだシステムやいいパソコンがあって素早く雑務を片付けられるはずだ。

【実際】会社は営利目的だから、進んだシステムやいいパソコンを入れても実績を上げられない社員しか在籍していない場合には進んだものなんか買わない。なぜなら高いから。それによる効果は見込めないから。学校は知識を教えるところである。だから「最新の自分たち」をアピールする必要がある。だから学校は設備投資する。別にそれが学生にどう役立つからとか関係がない。なぜなら設備投資をすることがすでに次の学生を呼び込む餌として十分に役に立っているから。

 

ファックスを送信するだけで仕事をしたと思ったり、承認印をもらって満足しているような社員に最新のパソコンを与えても何もしないだろうというわけ。

 

みんなそれなりに有名な学校を出て就職したら、学校がどんなに素晴らしかったかわかるだろう。最新であることをいいことだと迷わず目指している組織が何の目的もなく存在している組織よりいかに素晴らしいか、潔いか分かるであろう。

 

【誤解しがち】大企業より中小企業の方が素早く動けるし、仕事も早く進む。

【実際】そんなことはない。中小企業では未だに上司の印鑑を集めることと、印鑑をもらうために出張中の上司の帰りを待ち、一週間の出張中上司が一切メールを見てくれないことと、従って返信もこないことと、上司の独壇場的な会議と、それからファックスと、パソコンが打てない上司との対話と、そういった気が狂いそうなことが維持されまくっており、だらしないのだ。中小企業に行くべきではない。ポータブルスキルのポの字もない。

 

【誤解しがち】貯金をしまくろう。何があっても大丈夫。私のメンタルは強い。有給とかいらない。

【実際】会社はいままで学生が置かれてきた環境とは違う。やたら待ち時間が長いプリンター、いつまでもウォーミングアップを続けるファクシミリ、すぐ落ちるパソコン、そういったものを会社の人たちは愛しているし、仕事が進まないことをこれらのせいにすることで精神の安定を保っている。これしきの出費もできないのかとチャンスがあれば部署長や社長に詰め寄ってしまい、カタログまで仕入れてくる若手が迫害されないわけもない。迫害されれば迫害された状態で八時間を毎日過ごすのだから嫌になる。嫌になるし仕事はそんな機械と付き合っていかなければならない。有給はめちゃ必要である。転職活動するには足りないくらいである。

 

何が言いたいかというと疲れた。励ましてください。一言でも。

あと就活生に言いたいことは、大企業に行きなってことで、それもインターン生がくるような、本社に行けってことです。あと就職したら普通に紅葉とか見にいった方がいいです。頭がおかしくなります。

 

今週のお題「紅葉」

 

 

残業ほぼなしとかいう言葉にはもう辟易だ。残業はないし進歩もない。