いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

問い

どうして私たちの人生はうまく行かないのか

それが問いたい問いだろう

星よりも金色に輝く雷よりも

文学よりも実存よりも牛乳よりも

本当に与えたい答えは

神にとってもその答えだろう

うまく行かないことを幸いなどと思えない

苦しいからだ

悲しいからだ

悔しいからだ

そこを手前の宗教で生きられるのなら

そんな手前の宗教で死ねるのなら

君子が素晴らしいのならなぜ君子も困窮することがあり得るのか

なぜ限られたものだけが選ばれる場所を暗黙のうちに目指させるのか

諦められないのは

苦しいからだ

悲しいからだ

悔しいからだ

そんな物質のうちに死ねるのなら

生きることだってうまくできたに違いないうちに

世界を歩き回るうちに

喜んで身を乗り出すようなそんな風であったら