いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

思い出

何かの折に

シャボン玉に見とれて

何回か吹いていたら

斜めにあげた

シャボン玉ストローの

中を口に液が入って

すごく苦い

間に合わない唾液と吐き捨てたら

色も風も見失う

夕方ごろか

崩れて行った

人を見ていたら

生きる儚さが私をつくった

ひどく苦い

顔が崩れて

吐き捨てた

まったくと言ってる

 

ハサミで裂かれた

アスパラガスのように

あっけにとられたフリをして

ほんとはわかっていたのだな

まったくと言ってるし