いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

深夜営業

深夜営業のないこの街で

くだらないことを言ってしまった

人を傷つけてしまった

今まで生きてきたひとのことを

今日の労災一つでバカにするようなこと

けやきが雪崩揺れた

いくつも唱えるのは

バカみたいな人生

隠したい経路

ペパリーゼ飲んで

死にたいって思い隠した

また飲めるように

投げつけた何かは砕け散って

眼球の裏に残っている

タクシーのおじちゃんが優しい街で

おとうさんに会いたいよ

クソみたいな経路隠しながら

言葉じゃなんとでも言えるだろ

どこを探しても見つからない

生き残るための確かな経路

見たことない平和な家族は

目の前に現れた

あんなにわずかな快楽に喜ぶ子供とか

なんで

痛みしかない

おとうさんがもしも殴らない人

だったら

こんな思いしなかった

冷蔵庫の前で泣くこともなかった

人の幸せを大したことないなんて

言わなくてよかった

自分を守ってくれるのは自分だけって

言って

酒をまずくすることもなかったのに