いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

初めて

初めての回覧板、初めての指定ゴミ袋でのゴミ出し。有価ゴミってなんですか。朝出勤前にゴミを出しに行こうとすると意外と面倒。前の晩に用意しておくべきだな。あと朝起きたらすぐ出しに行くこと。

 

この辺の特産物はスーパーに行くと種類が豊富すぎて何が何だか。全部試したいけどそうすると栄養バランスが偏りすぎるので順々に試すことに。

 

この地方はとにかく東京なんかと比べて製造業のお膝元感がすごい。なんとなくすべてが製造業の心で作られてるような感じもある。さっぱりしてるんだけど、こざっぱりという感じではない。無駄を省いた工場設備を見るたび、無駄はないけど、こざっぱりという形容詞は当てはまらないと感じる。街並みはこざっぱりという形容詞が当てはまることもあると思うけど、この街はなんか、工場みたいな街なのだ。だから無駄がないなと思うけど、こざっぱりした街並みだなあとは思わない。

 

会社を見てると、トップが打ち出した方針を下まで浸透させることがいかに大変かがよくわかる。そして浸透させるには、必ずその方針を打ち出した理由、そうでなければならないと考える理由を説明しなければならないと思う。それもただの説明ではない。ありきたりな言葉で説明したと思うことはできる。でも結局本当にそうなってほしいのならば、それ以外のことが気持ち上申し訳なくてできなくなるくらいの、圧倒的な説得が、下まで必要なんだと思う。そうしなければ、いままでやってきたことを破る方が申し訳ないという、人間の惰性と慣性が逆の方に引っ張って行く。 一部の割り切って頭のちょっと明るすぎる若い社員がキャーキャー言いながら上の方針をやって見た結果、乗り切れない中堅社員の冷たい対応に遭って引っ込んでしまうんだ。そして彼らが引っ込んだあと全部が静かに戻ってしまう。わたしは今のところ会社というものを見ることがとにかく楽しい。

 

興味深いし、このあたりはご飯も安くて美味しい。たまに変な食材も買えるし、東京で変わった食品を常に見ていた時より、今は変な食材をみつけたらどんなふうに美味しく食べてやろうかと考えるのが楽しい。 半額シールも大好きで一瞬で見つけられるようになった。桜が散ってしまう。 ちなみに桜が散った時に父を思い出すというのは、父が桜のように儚かったとかそういうことでは決してなく、父はこの光景を今年見ることはなかったんだと思うだけである。儚くないどころか、とても図太い人であった。成功している経営者には決してわからない苦しみの中で図太くいきて死んださ。

 

中小企業だけじゃないと思うが、情報を流出させると企業生命に関わるから、絶対にネット上に機密情報を書いてはいけないと教育される。それはそうだが、萎縮させないでこれを伝えるのは至難の技であろうと思う。やってみれば、こんな風に、なんの機密情報も漏らさずに仕事のことを書くってことはできる。それに書くことでメンタルヘルスにもある程度良いだろう。受信力だけじゃなく発信力もある社員もやはりいた方がいいと思うし。