いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

意志薄弱虫虎屋へ行って都会を味わう

 高島屋に大家さんへの差し入れというか挨拶のお菓子を買いに行った。電車に乗って往復五百円ちょっと。高島屋近辺は人気のない東京みたい。自分は店の名前を後ろから照射しているあの看板みたいなやつが好きなんだと気づいた。ここに来ていろんな看板を見るとホッとする。スターバックスの文字が後ろから白くライトアップされているのがあるけど、ああいうやつ。

 

 私は光に弱い体質なのだけど、案外光が恋しくなるんだと変な気持ちがした。

 

 高島屋のとらやのおばさんにノシは何にしたらいいか、経緯を話して教えてもらう。「ご挨拶」がいいとのこと。名前を書きますかと聞かれて、名前なんかいいやと思って断ってから、おばさんが「あらそう?」みたいな顔をしてたので、「普通は書くものでしょうか?」と聞き返した。大家さんに覚えてもらいやすいから書いたほうが良いのではないですかと言われて、あ、そうかじゃお願いします。と言った。

 

 おばさんが会計を間違ってたのであとで戻って四百円くらい返してもらった。

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 なんか照明の関係で不気味な写りになってしまったが、羊羹と最中のセットである。このセットでは最中が二種類になっているのだが、相談して三種類にしてもらった。花の形をしたかわいいのが紅白。そのほかに形のわからないやつも入っている。このセットでは羊羹が夜の梅になっているのだが、私はおもかげが好きにつき、また夜の梅といっても梅はこないだ終わったばかりの季節だからなんか変かなと思い、変えてもらった。同じ値段でやってもらって嬉しかった。持っていたデパート券を使い、なんとか安く買う事ができてホッとした。自分が食べたい。

 

 自分は本当に仕方ない人間で、今日も大家さんのところに行こうとしていかなかった(というかもっと早い時間にデパートに行こうとしたのだがその時間帯は最寄駅から電車がなかった。ので萎えてスーパーと電気屋に行ってしまった。意志薄弱虫)。で、夕方前になって気を持ち直してというか旦那にいい加減行ったほうがいいと電話で言われてぐぬぬと言いながら買いに行った。帰ったらもう夜なので次の日挨拶に行くしかない。もうここまで来たら完璧を目指すことはやめよう。いやまて……だめだっつーの

 

 もはや旦那の中で私の株が確実に下がっているのでおわたーちゃんとしないと。

 

 近所に行くと弊社の製品がいっぱい並んでいるのでその類を欲すれば自然それらを買うことになるのだが、今のところなんとなく避けている。

 

 近所だけで生活してると、というかまだ二日しか生活してないけど、スーパーに行って物を買うのはいいが、このまま働いて、食品を買って働いて、そのお金でまた買って働いて、いつか病気になって死ぬのだろうかと悲しくなる。高島屋のあるあたりまで出ていろんな商品を見たら、働いたらこういう変わり種も買えるんだとうれしく思った。しかし東京にいるときは新商品が出ようと、おしゃれなものがあろうと全然どうでもよかったので、自分自身のこのような変化に違和感を覚えた。そしてはたして変わり種を買ったところで、何にもならない、というような気持ちもやはり捨てきれないのであって、でもなんでも安いのが一番よくて他の差異など、安全性が保証されていれば別にあってもなくても良いものだと合うような従来の考え方はいささか間違って居たと考えるようになった。

 

 そのような変化と感じるところの多さが私を疲れさせた。今日やるべきことがあったのに、今やったら適切な判断ができないと思うほどの眠気が来て朝まで寝てしまい、朝謝りながらメールを書いた。基本的に現実感がない。

 

 朝また同じ方法で米を炊いたら、米のほぼ全部に胚が残っていることに気づいて、いや昨日も気づいて居たけど、やっぱちょっと妙な顔をした。スマフォに速度制限がかかっているとはいえ、ネットでメスティンで米を炊く場合の水加減など調べられることには感謝しかない。私もいつかこんな風に人の役に立つ情報もかけたならいいのに。

 

自分自身の失望をよそに私はプロパンガスの契約をすることにした。理由は生理になったときのことを考えたらどうしても風呂と温水が必要だと思ったからである。料金は基本料金が税抜き1600円と、従量料金が1立方メートルあたり500円。まあここらでは平均的な価格ではある。従量料金もうちと安くして。

id:Tatsuyang兄貴、プロパンについて教えてくれてありがとうございます。

 

 時期柄大忙しかと思ったのだが、電話したら今から行きますよとかいうので、相当暇してるのだろうか。それでは高島屋に行けなくなってしまうので明日にしてもらうよう頼んだ。明日風呂に入って大家さんのところへ行けると思うと、まあ割とあり。意志薄弱である。もちろん冷水シャワーも試みたが。まあ思ったよりナシだった。タライにやかんのお湯と水を混ぜて少しずつ浴びるのはアリだったけどちょっとめんどい。

 

風呂バンスを買うには一気に三万円程度の出費をせねばならないのでそれはちょっときついというわけでタジタジしていた。プロパンガスのお金が五千円くらいならいいがと思いつつ、もっと高ければ給料もらってから風呂バンスを買えばいい。

 

同期のテンションが低いのが気になる。私のテンションが高すぎかもしれないので気をつけたい。しかしどちらかといえば今鬱期なので今の時点でテンション高いとなるとこの先どうなることか。思えば私の大学は東京の中でもテンション高い輩の集まりだったのかもしれない。自分をアピールすることに一生懸命な人が多かった。

 

 電子レンジでチンしたらキャベツが甘くなって出て来たときの何故か新鮮な感動と安心感を私は生涯忘れることはないであろう。感謝です。なんで不出来にもかかわらず、こんな私にこんなに親切にしてくれる人がいるのか!もっと出来た人になりたい。アース線の差し方がわからなかったり、認印とはなんなのかわからなくて困っている自分を忘れないようにしたい。