いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

正月 友人宅で自己啓発本みたいな人に会いおせちをご一緒(前向きな正月二日目)

 正月なので家に暴言兄弟(「しね!」と言う攻撃がとくいでたまに殴る攻撃もする)と媚びママ(息子である私の兄弟に媚びるような態度をとり様々買い与える)がいて、家にいるだけで自然と不快だと言う感情を押し殺してしまい、その後気分が悪くなるので脱出して友人の家に行った。

 

 昨晩は兄弟が帰って来たためになぜか私は大きな窓がありしかもエアコンもない部屋に寝かされることになってしまい、しかもいつも使っている布団を取り上げられてしまい、それは兄弟が使うことになってしまい、掛け布団も取られてしまった。そのため大きな窓から常に冷気がやってくる中で寝袋にくるまってなんかうっすうっすの古い布団の上に寝ていると言うひどいシチュエーションになってしまった。寒すぎて頭がガンガンするし眠れなかった。朝四時くらいになってさすがにこれはまずいと言うことで夜中ではあるが近所に配慮しつつ風呂を沸かして入ることにした。風呂に浸かったあとうっすうっすの布団の上に寝転ぶとさすがに家出帰りで疲れていたので眠ることができた。

 

 友人宅へ行くと友人はもちろん私のことを待っており、なぜなら友人は友人連から出資を募って大掛かりなおせちを作っている(作ってくれている)のであり、有力な出資者であるところの私が来てそのおせちを美味しそうに食べるのを期待しているからである。この友人はとても料理が上手く、柴田書店の本に載っているようなお重のおせちを作ってくれていた。たまに材料費等を支払って、美味しいご飯をご馳走になる。私が料理本を読むのが好きになったのはおそらくこの人がきっかけである。

 

 今日友人の家に行って好き勝手お茶を入れて飲ませていただいていたところ、初めてお会いする方が私に続いて友人宅へやって来た。「これからは好きなことをして、それを発信していくだけで食べていける時代がやってくる。つきましてはこの流れにマインドを切り替え、早くそちらの稼ぎ方へ移行した方が乗り換えやすくていいでしょう。」などと言う内容をずっと話している自己啓発本を人間にしたような人であった。少々引きつつ、しかしためになることもあるなと思いながら聞いていた。こういう話は出し抜けにされると面食らうものである。

 

 この人はなかなか行動力があり、その点で見習うべきだと思った。

 私としてはこの人が成していることはすごい。だが私にも時間さえあればできることだと思った。しかしその時間を作ると言うことがそもそもすごいのであって、時間を作れると言うことが注力できることの原点だよなと、心に刻みつけた。

 

 2時間くらいで帰るつもりだったが、自己啓発本みたいな人が一式喋り終わるまで聞いたので4時間半くらいかかってしまい、大変であった。ハッとさせるようなことを話している人は、長い話の中でもハッとさせる部分はほんの少しであると言う点をわかって、コンパクトに話すようにするか、あらかじめ時間の余裕について相手に尋ねるべきではないのかとおもったが、私が自分で時間がないことを言っておけばよかったのであると反省した。

 

 友人がおせちの残りをタッパーに詰めて渡してくれた。ほんとは残りでもなんでもなく、残ったら友人の食事の足しになるものなのだが、優しくしてくれたのである。黒豆と蓮根のきんぴらという比較的渋いものが特に気に入ったことを話すと、それを多めに入れてくれた。自己啓発の人を駅まで送り帰宅すると、兄弟がバラエティー番組を見ながらゲラゲラキャハーと笑っていた。毎回この光景を見るたびに、よくこんなに笑えるものだなあと思ってしまう。そしてうるさいのでイヤマフをして勉強を始めた。普通ならここで呪詛にまみれたブログを書いてしまうところだが、友人と仲良く過ごした後だったので非常にどうでもいいと言う気持ちで見ることができた。こんな寒い季節に、私とおせちを共にしてくれる友達がいると言うのは本当にありがたいことではないか。しかも私は年下で子供みたいに何もできず、今日も茶托の使い方を指導されたくらいだと言うのに、それでも毎回付き合ってくれると言うのは感謝以外の何物でもない。今夜はいかに寒くても、友人がくれたおせちと旦那がくれたパンを食べながらのんびり本でも読めば良いのである。幸せだと思った。そして私はおせち代で外泊分のお金を使ちゃったので、今夜はそんなに気分の悪いわけではないから寒い部屋で寝るのにも我慢しようじゃないかと考えて、今布団のそばでこのブログを書いているわけである。

 

 友人に本年もよろしくお願い申し上げます、と言えたことがよかった。去年まで続いていた関係が今年もまた続いて行く。節目節目に挨拶をするというのこういうことかと、ふと思った。

 

 ここのところ生活に密着型の記事を書いているので身バレの危険があるなと思いつつも、割とこれが面白いのである。就職に際しては運営ポリシーを決めなければと思っている。 

 明日は積立貯金口座を開設して来たいと思う。毎月一定額が自動的に収入のうちから貯金に回るように手続きして来たい。私としては自動的に収入の四分の一が月はじめに貯金に回されるような仕組みが望ましいのだが、そういったことを勝手に計算してやってくれる講座の設定というのは難しそうだし、あとあと面倒なことになりそうである。よって毎月いくら、と決めてやるしかない。ただアルバイトできない時などは毎月いくらずつ引かれると困るということもあろうな。就職して引っ越したら冷蔵庫とオーブンくらい買いたいのでそのぶんを積み立てたいのである。

 

 就活の時に履歴書を送るなどのために買った切手が半端に残っているので誰かに手紙を書いたり、物を売った時の送料の足しにしようと思う。