刑法を勉強するときにかすがい現象と言うのが必ずでてくるんだが、あいつはマジで苦痛である。18切符で旅しているとかすがい駅があるが、あれもほんと嫌い。親が別れそうなときに親戚が言う言葉が「子はかすがい」。むしろ「子はカス」的な扱いにしていただきたいものだ。親族法の勉強していると教授が必ず言う「子はかすがい」「子はかすがいとも言われるくらいですから」。あの言葉は本当に二度と聞きたくない。いつも親戚に言われた。「子はかすがいだからな」と言うことば。大人が二人別れると言うときに、子供がなんか神力でも発生させてそれを止めることができると言うのだろうか。子供の顔を見て言うな。死んでくれ......。わたしが死んでくれ...、などと現実界で口にしたことはなく、口にしていたにしても誰にも聞こえないように言っているのであって、ちょっとした不快を表すためにはもちろんそんなことが言わない。死んでくれと言うくらいなら自分で殺せばいいのである。だがこいつは言葉だ。殺せない。言葉は殺せない。言葉ってすごいなあ。消えてなくなってほしい言葉だ。こうした言葉による痛みがあまりにも多いと言うこともあって、私は一時期外国語の勉強ばかりしたがったのかもしれない。異国語の世界で暮らせるように。
- 作者: H.S.クシュナー,Harold S. Kushner,斎藤武
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/03/14
- メディア: 文庫
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この本を読み始めたら(なぜ読み始めたのだっけ。。。?)「かすがい」と言う言葉が出てきた。目にした次の瞬間この本に対する興味がなくなった。と言うか、拒絶反応が出た。本の周りをくるくる回っている。ハエのようにな。糠床が、そういえばそう。糠床がもふもふしているんです。発酵が進んでいるためだと思われるのですが、でもなんか味があまり良くない。なんか粉っぽいんだよなあ。どうしたことかなあ。この話終わり。
イチジクを 今年は見ずに くれにけり /跋扈
ナスを食い キャベツを漬けて 眠りけり /跋扈