いのちばっかりさ

その金字塔/ 絶対自立(物語です)

実験バイトの最中に理想的な1日について考える

 非常に単調な実験バイトの最中に、私はふといまこの時は理想的な生活を考えるのにぴったりじゃないかと思った。

 

 そこで想像してみた。

 まず起きるところから、

 私は朝5時に起きて、昨晩炊飯器にセットした玄米が炊けていることを確認する。腕に蒸気がかかる。私はうまい湯を沸かす。爽やかなお茶を飲む。ポケットにはマネークリップに挟まれた十分なお札がある。

 

 私は1人だ。

 

 朝ごはんのために粥を作り始める。昼のために玄米を握り、二つのおにぎりを作る。梅干しを入れ、固くにぎる。水筒に爽やかなお茶をいれる。

 

 カーテンを開けるとそこが中国であることに気づく。街頭の電光掲示板がお休みモードである。向かいの部屋に洗濯物が干してある。中国なのに空気が良い。そうか、環境汚染は解消されたのだなと思う。電動自転車が滑るように角を曲がっている。私は爽やかなお茶を飲み続ける。

 

 私は思うのだが、ここには彼氏がいなくてはならない。彼氏の部屋へ行く。床は冷たい。彼氏をずっと見ている。猫がそこらへんにいる。私の周りには日本語で書かれた本はない。

 

 

 ここでこれ以上考えるのはやめた。朝のことしか考えなかったが。やはり本は売ってしまうべきだなと思う。