いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

人の幸せ

 久しぶりにfacebookを開いたら、多くの顔見知りが結婚していた。まとめて「おめでとうございます!」と書き込んだものの、不愉快な気持ちになった。

 

 

 なぜであろうか。

 

 私は長年この感情は、自分が幸せでないから生じるものだと思っていた。だが、違ったのだ。自分が幸せでも、他人の結婚は嫌悪せざるを得ないという事実を発見してしまった。私は結婚が嫌いなのかもしれないし、facebookが嫌いなのかもしれないし、facebookで結婚の知らせを読むことが嫌いなのかもしれない。一体これはなんであろうか。思えば私は自分が結婚しても他人には言わないつもりだし、親には知られたくないし、おめでとうとかは一番言われたくないたちである。

 

 多分私は結婚を他人にいうことが嫌いなんだろうな。そして聞くのも嫌い。

 

 理想としては、友達と一緒にご飯してる時に友達が「旦那が〜〜」などと言い、こっちとしては「結婚してたんだ」と声に出さずに思うくらいがいい。指輪から察するとか。そしてご飯を一緒に食べないような友達の結婚なんか知りたくもないし、そういった身分上の変動をSNSで公にしなくても良いと思う。

 

 追伸:そのFacebookの投稿には、「一歩先を越されました」というコメントがついていた。結婚とは、そういうものなのかな、と私は疑問に思った。べつにちょっと軽い反応としてそうコメントしただけじゃないか。それは分かっている。けどなんとなく、苛々したのだ。