いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

本気できらいになったヒッチハイカーと今でも友達で居る

 本気できらいになったヒッチハイカーと今でも友達で居る。数年前奄美大島へ初めて行ったときに知り合ったヒッチハイカーだ。2人組でヒッチハイクしている男で、大学生で、一人は貧乏、一人はなぜか金持ちで、京都で経済学かなにか専攻していた。

 

 わたしがなぜこいつらを嫌いになったかというと、彼らはヒッチハイクしてトラックの運転手にのせてもらうと、たまに運転手に小遣いとしてくれる一万円とかを受け取っていたのだが、京都から鹿児島らへんまでヒッチハイクしてくるうちに、運転手にご飯をおごってもらったり、小遣いをもらうことを当然のことと捉えるようになってしまった。そして奄美大島で出会った同じ大学生である私に対しても、私が一歳年上であるというだけで、なぜおごってくれないのかというような態度で臨んできたのだ。私は途中でこの二人が意味分かんない常識で私におごりを要求してくることに気付いたのだが、当時は優しかったので、決しておごってあげないが、一緒にご飯を食べたりして遊んだ。だけど私はおごりを当然と考えているやつらは本当にきらいだから、間違いなく二人のことが大嫌いだった。私は勝手に、タクシーの運転手の金を何だと思ってるんだ、と憤っていた。

 

 二人とも常識をわきまえていなかったが、貧乏な方はその上、性格が曲がっていた。貧乏だから性格が曲がってると言いたいわけではないことは一応ここに書いておく。貧乏な方は金持ちな方をねたんでいて、一緒に旅してきたとは思えないほど、狡猾に金持ちな方のお相伴にあずかることを期待していた。金持ちな方は常識はないが、いかにも明朗な性格で、人に投資させる才能がありそうだった。金持ちって、たまにそんな感じの人がいるよね。

 

 あれから2年以上はたったが、金持ちの方は今アメリカに行っていて、たまに連絡を取り合う。相も変わらず金持ちの笑顔でいるようだ。

 

 

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今日買ったウタマロ石鹸。これで靴を洗う。ただ移動してるだけでも靴は汚れる。