いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

雨が降る

 雨が降ったので、山を登らなかった。これがただの雨ではなく、台風だからである。そもそも私は雨の日に山に登ることは好きじゃない。山に登るのは自分の忍耐を試すためでもあるけれど、それ以上に景色を楽しみ、爽快に享受生活(中国語で生活を味わうというような意味)するためだからである。

 

 

 雨の日にジャケ買いしたような気がする本。

 

留学 (新潮文庫)

憩園―小説 (1953年) (岩波新書〈第141〉)

 

 中村白葉訳の『罪と罰』(ドストエフスキー)を紛失したので買い直そうとしたが、「いまさらドストエフスキーなど読んでどうするのだ...」という気持ちがわき出し、買うのをやめた。しかし今日『憩園』(巴金)のあとがきを読んで、お金がないのにポチってしまった。なんということだ。雨の日恐るべしである。