雨が降ったので、山を登らなかった。これがただの雨ではなく、台風だからである。そもそも私は雨の日に山に登ることは好きじゃない。山に登るのは自分の忍耐を試すためでもあるけれど、それ以上に景色を楽しみ、爽快に享受生活(中国語で生活を味わうというような意味)するためだからである。
雨の日にジャケ買いしたような気がする本。
中村白葉訳の『罪と罰』(ドストエフスキー)を紛失したので買い直そうとしたが、「いまさらドストエフスキーなど読んでどうするのだ...」という気持ちがわき出し、買うのをやめた。しかし今日『憩園』(巴金)のあとがきを読んで、お金がないのにポチってしまった。なんということだ。雨の日恐るべしである。