いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

ラジオと手紙 安価な交信

 自宅近くの古本屋に入ると、ラジオが流れていた。本を選びながら途中まで聞いて、面白かったので家に帰って続きを聞いた。「大学に行ったほうがいいの?」という問題について街の人の意見を聞いたりして考える番組(シンクロのシティ 堀内貴之 MIO - TOKYO FM 80.0MHz -)。最初から聞けばよかった。

 私が大学を選んだときは、ただひたすらランキング上位の大学に進むべきだという周囲の雰囲気に押されて、何がなんだか分からず、情報も足りないまま「選択」したなあと思い出した。ランキングって、一体何のランキングだったのか。

 

 それはともかく、久しぶりにラジオを聞いて、ラジオも面白いと思った。安価だし、色んな話を聞ける。子どもにプレゼントしたいものの一つだ。

 ラジオと言えば私の祖母はよくラジオを聞きながら料理をしていた。祖母に手紙を書こう。我が親族である老人たちにとって、あまりにも無神経に過ぎ去った数年間に心を痛める。祖父が亡くなり、子どもたちが出て行った家で、もう祖母はご飯を作らないらしい。寂しいと言われても、私は何もできないでいる。

 

 手紙を書くのがやっぱり良いだろう。手紙は安価だし、心を込めて書くことで、感情を共有することができるかも。私は字が汚いが、今日からペン習字の本で練習をする。手紙を書くことも、子どもにおぼえてほしいことの一つだ。封書であっても82円で全国津々浦々まで届けてもらえる。

 

 言葉を使った気遣いは、積み重ねていくことで、かけがえのない贈り物になると思う。私もそんなことを心にとどめて、日々ほんわか修行につとめたい。 

 本日は、なんだか様々な手続で忙殺された。しばらく音楽を聴かなかったのでラジオの音が頭にびんびんくる。

 

 

 

 

《前に買ってよかったもの》

 

 ポータブル・ラジオ。軽いし、終電のがしたときに心の友になる。18切符の旅で心細いときにも聞く。

SONY FM/AMハンディーポータブルラジオ ICF-9

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《今日買った本・借りた本》

 

文章読本 (中公文庫)

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バーデン・バーデンの夏 (新潮クレスト・ブックス)

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芭蕉入門 (講談社学術文庫)

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