いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

合コンとは イベントとは

 昨日、イベント企画をしている友人に会った。彼女はいわゆる「学生団体」に所属し、学生相手の合コンみたいな「イベント」を企画しているらしい。私はその話をいろいろと聞いて、合コンに参加したこともないし、合コンについて調べたこともない自分に狭さを感じた。そこで私は合コンについて調べた。

 

 yahooで「学生 合コン」と検索すると、知らない世界の土を踏んだ。

 

 検索結果の一番上に出てくるのが「学生のための合コンセッティングサービス!合コン総合情報サイト『ステラスチューデント』」(http://www.goukon-student.com)だ。つまり合コンをセッティングしてくれるサービスのようだ。合コンは自分の友達とか知り合いを誘って自分でセッティングするものだと思っていたから驚いた。合コンが成立した(合コンが行われた)場合は男性3500円、女性1000円をこのセッティングサービス側に支払うという仕組みのようだ。男性の方が料金が高いのは何故だろう。DJがいるようなクラブも、男性料金が女性よりも高いが、これらは心情的に男性より女性が申し込みにくいイベントや場所だから女性料金を安くして女性の集客を図っているためだろうか。

 

 このようなサービスはここだけではなく調べると色々出てくる。昨日会った友人もきっとこういうサービスをやろうと考えているのだろう。

 

 サイトの左端の「ステラスチューデント漫画」をクリックすると進研ゼミの通信講座の漫画みたいな漫画が読める。これが本当に微妙で、その微妙なところもなんだか進研ゼミの通信講座のやつみたいで面白い。笑える。

 

 調べ始めるときりがないが、世界中どこにでもイベントというものは転がっている。我々は一生イベントに盛り上がったり盛り下がったりしながら生きていくのかもしれない。誕生日、運動会、遠足、入学、合コン、結婚、花見、自爆テロ、葬式、などなど。そのなかでイベントをつくり、そのイベントに入ってくる人を眺める、楽しませる、そういう立場の人になる選択をした私の友人は、案外本当はイベントなどから逃げ出したい、と考えているのかもしれない。イベントというのはどれも違いはあれ、目鼻立ちの半分くらいはおんなじで、代わり映えしない顔をしているのだから。



 

 追記: 

  合コンに参加する人も、イベントから逃げ出したくて出会いを探しているのかな。イベントは集まって散って終わり。継続した時間を過ごし、お互い損得を分かち合う関係を一緒に過ごしたいという感情があるのだろうか。

  ちなみに、合コンには男女比2: 2でやるような、小規模なものもあるが、わたしの友人がやっているのは男女合計40人くらいの大規模なものである。Twitterなどを使い集客を図り、場所を借りて、そのレンタル料と参加費の差額を利潤とするものと思われる。