いのちばっかりさ

生きている記録。生業。放送大学。本を読む。入道雲100年分。

2016-06-25から1日間の記事一覧

Kの死 と題されたもの(本に挟まれていたもの)

K氏の死 ミモザの花には似合わないのに ミモザの季節 大きな身体をむだにして Kが死んだ 生前のKの記憶力の緻密であることは うろこの光も記憶する あまりにもうるさい春の場面を記憶することから逃げるよに Kは黄色にまみれて咳き込み ちょうど雨に打たれた…